秩父で生まれ、祖父が養蚕の指導者(通称:お蚕の先生)をしていたこともあり、幼少期には養蚕農家に良く行きました。 その時には気にもせず、上り込んでいたのが農家住宅(古民家)でした。 子どもの頃の記憶が甦ったのか、ここ数年、地域の立派な古民家が解体されるのが無性に気になり、どうにかならないかと思っていた時に古民家を安心安全にて残していける古民家再生協会と出会いました。

 伝統構法建築物である古民家は、日本の風土に適した住文化の象徴とも言え、「住」だけではなく「食」や「衣」における先人の知恵や地域の文化、伝統が息づいています。

 日本伝統再築士会では、伝統構法建築物独自の診断、改修の方法を確立し、伝統構法建築物の保存、有効的な活用ができるよう活動を進めて行きます。 また、未来の子どもたちへ日本の伝統・文化を伝えるために再利用可能な資材を活用し、環境に配慮した家づくりをおこない「持続可能な循環型建築社会」の創造を目指します。

 伝統構法建築物(古民家)の維持、有効活用に困られている方、耐震について心配な方はお気軽にご相談下さい。地域の伝統再築士が、その地域の古民家に合った方法、仕様で古民家の良さを生かしながら、古民家再生、活用を実現いたします。

一般社団法人日本伝統再築士会埼玉支部
支部長 浦島 則之